単品リピート通販のビジネスモデルは会社の売上を安定させるその方法とは

単品リピート通販は顧客と定期購入のお約束で成り立っている

単品リピート通販はターゲットとする商品を1点か少数のみにし、ビジネスを行う販売システムですので、売上を出すためにはいかに市場規模を広げていくかどうかが重要になります。また何度も商品をリピートするには、顧客に定期購入という形で商品を何度も購入し続けてもらうことも大切になるでしょう。

単品リピート向きの商品は消耗品型のものであれば、継続的に定期購入が出来ますので、サプリメントや健康食品、シャンプーやリンス、育毛剤や化粧水、化粧品などの商品が適しています。また定期購入を継続的に続けるには、単品で購入した時よりもお得感が必要になるため、定期購入契約をしてくれた顧客に対し、割引価格で商品を提供しさらにサービス特典をつけることによって、単品リピート率を上げることが出来ますので売上を伸ばしていくことが出来るビジネスシステムを構築していくことが出来るでしょう。

同じ商品を継続的に購入してもらうためには、やはり購入者がこの商品でなければ欲しくないと思わせるプラスアルファの何かが必要です。そのためにも単品商品ビジネスでも他には負けない商品の魅力が必要になっていきますので、商品開発にも力を注がなければなりません。

なぜ日本だけ「単品リピート通販」が発展したのか

日本は海外に比べると単品リピート通販が活発に行われている傾向があります。海外の場合、化粧品や健康食品などを総合的に扱っているショッピングサイトが主流で、いくつもの商品を総合的に扱っていますので客観的にみると、こうした色々なものを取り揃えているネット通販の方が売上高も高く安定しているように思えます。

単品通販の場合、他社製品にはない商品の魅力があるため売れるツールを持ち続けることが出来ます。また単品商品の場合、消耗品であることが定期購入の条件になります。総合通販の場合は同じ商品は繰り返し購入されることはありませんが、単品商品で消耗品であれば、なくなれば定期的に消費者が購入し続けてくれますし、価格競争に巻き込まれにくいという特徴があるでしょう。

日本で単品リピート通販商法が発達した理由大きく3つほど考えられます、1つ目は、やはり高品質の商品を自社開発しやすい環境にあること。OEMでも話した通り日本には川上、川下など製造、卸、販売チャネルが長年別々に構築されてきたため、各チャネルで専門性の高い会社が多く存在する事と思われます、2つ目は健康番組や健康がブームになり、視聴者も教育熱心な土壌がある。どのテレビ局でも情報番組を持っており視聴率も高いです。当たり前ですが、回を追うごとにネタ切れを起こすので詳細な成分まで説明するため、他国の人が全く関心ない成分まで詳しいのも国民性であると思われます。3つ目は、2つ目で話した成分に対して購入者の方もネットで調べて、総合通販に売っていない、もしくは専門性が低い商品しかないときに単品リピート通販にある商品に魅力を感じることが出来れば購入意欲が高まりやすいという傾向があるからでしょう。

したがって、単品商品の場合、ここでしか買うことが出来ない、他の商品と品質が明らかに違い、どうしても手に入れたいと思うものでなければ、購入意欲が湧くことはないです。日本では原料メーカー会社と共同開発をした化粧品やサプリメント、青汁やローヤルゼリーなどの優れた製品が色々とあるため、単品リピート通販が海外に比べて発展しやすい環境にあります。

また客層のターゲットについても多くの消費者を対象にしているのではなく、一部の消費者をターゲットにしており、その商品がなければ困るという方向けに販売を行っていますので、リピート率も高くなり売上も安定することが出来るのです。定期コースという販売モデルが日本人向けであるため、日本だけ単品リピートが発展していくことが出来ました。その理由は、日本人は一度気に入った商品があると同じ商品を購入し続ける傾向がありますので、定期購入は事業者側にとっても、収益を伸ばすことが出来る大きなツールになります。

また初めての購入者に対しては、消費者側にとってもいきなり定期購入はリスクが高い買い物になりますので、こうした方向けにお試し商品やトライアルセットを用意しているのが、日本の単品通販業者のよいところです。無料や少量の有料サンプルを提供することによって、実際に商品の良さや使い心地を試してもらい、十分に納得してから購入してもらうことが出来るため、定期購入者が定着しやすいため、売上を伸ばしていくことが可能なのでしょう。

台湾など海外に進出するビジネスモデル「単品リピート通販」

中国や韓国ではEC産業が大盛況で、パソコンやスマホから商品を購入する消費者の数が増えてきていますが、東南アジア圏ではECを利用したネット通販の利用者はわずか1%以下というデータがあります。東アジアの台湾は意外にもECサイトでの購入者の数も多く、そこに目をつけた日系通販企業がたくさん新たな市場を開発するために進出が進んでいます。

その中で親日国といわれる台湾では、一度商品を購入し実際に自分で使ってみて、本当に良いものだと判断した場合、それを親戚や家族などの身内に分け与える傾向があるため、単品商品をまとめ買いする傾向があります。そのため、通販サイトでのお友達紹介はよく利用されており、お友達紹介で購入者がどんどん増えていく傾向が台湾にもあります。

台湾では、日本に比べて家族や親せき同士の身内の絆がとても強い傾向がありますので、良い商品が合った場合は、家族にあげたいという気持ちが強く出てきますし、親戚の集まりが合った場合は、良いものを親戚一同にすすめてあげたいという気持ちがありますので、日本の高品質な単品商品を見つけると、大量に購入してくれる傾向が強くあるのです。

そのため通販サイトでもお友達紹介制度が台湾人には受け入れられており、サイトからお友達を紹介してくれたり、フェイスブックやラインから個人が情報を発信してくれ、よい商品があれば情報を拡散してくれますので、台湾人向けのサービスにもっと重点をおけば、台湾進出も夢ではありません。通販サイトでも翻訳の精度向上を行い、台湾語対応にしていますので、通常の通販サイトと同様に台湾人も不自由なく使いこなすことが出来ます。

事実、日本の単品リピート通販企業も数年前から台湾へ進出してます、以前は、輸送費の問題がありましたが、商品を輸送する費用が劇的に下がりました。その理由としてLCCのような航空会社がカーゴ取り扱いを開始し物流量が多くなり全体的に輸送費のコストダウンにもつながっています。したがって、日本の単品リピート通販で買える商品とあまり遜色ない値段で現地購入の仕組みが出来上がったのです。

ちなみにLCCとはローコストキャリア(Low Cost Carrier)の略称で、機内食を削減したり、手荷物の制限を厳しくすることで、航空費用を格安に抑えた旅客機のことです。因みに、台湾へは羽田、成田、関空、名古屋、中部、福岡、沖縄、仙台、札幌、岡山、函館など多数運行されています。

単品通販会社も、海外の顧客が見ていることを想定して、サイト内の翻訳の精度向上を行えば、海外顧客を日本にいて囲むことが出来るに違いがありません。このように、価格直結しやすい問題点であった「輸送費」がクリアできたため、単品リピート通販というビジネスモデルのない国々に今販路が拡大しているのです。問題点としてはそのビジネスモデルをいかに早く現地の人が理解してくれるのか?あとは多種多様な成分に興味を持ってくれるか?この2点が解決した時大幅に伸びていく可能性があります。

「単品リピート通販」のまとめ

単品リピート通販は総合販売サイトと比較すると、あまり売れていないのではないかと思われていますが、実はその逆で単品リピート通販は業界内での売り上げは好調です。様々な企業が参入しており、定期購入という形で多くのリピーターを抱えている状態だといえるでしょう。

総合サイトでの商品は購入は1回きりというケースがほとんどですが、単品リピート通販の場合、定期的に購入し続けていますので、これから単品リピート商法に参入したい企業は、どのような商品が売れるのかを見極めて始めると必要があります。コンサルの支援を受けて新たに単品リピート商品を開発されるのもよいでしょう。

日本では単品リピート率がとても多く、単品を売る企業は成功しています。日本人は品質のよいものであれば購入し続けたいという思いが強くありますので、日本では単品リピート通販は成功しているといってもよいです。

海外に目を向けるのであれば台湾が新たな市場として最適であり、多くの業者が参入を行っています。台湾ではお友達紹介制度が人気が高く、まとめ買いの傾向が強くあります。その理由は台湾人は身内をとても大切にしており、良い商品があれば身内や家族に勧めたいという気持ちがあるからです。単品リピート通販のお手本となります。単品商品は、消費者にとって購入し続けたいと思わせる魅力がありますので、こうした魅力が各国の事情(ローカルルール)に合わせてビジネスモデルをカスタマイズし顧客が購入し続ける導線を作れるかが鍵となるのです。